マンゴーの極み「太陽のタマゴ」

完熟マンゴー「太陽のタマゴ」の販売開始は1998年。以後、関係者の地道な努力が結実し、完熟マンゴーといえば宮崎産の地位を不動のものにした。
日本中にその名を知られ、今や認知度は全国区となった宮崎の完熟マンゴー。数多くの消費者をうならせるおいしさの秘密は、果実一つ一つにネットをかぶせ、樹上で完熟するのを待ち、自然落果した果実を収穫する独自のネット栽培にある。
この完熟マンゴーの中から、さらに糖度やサイズなど厳しい基準をクリアしたものだけに「太陽のタマゴ」の称号が与えられ、市場でもマンゴーの最高級品として評価されている。
“生”でまるかじり完熟きんかん「たまたま」

きんかんとは思えないほど甘く、まるかじりにすると華やかな香りが口いっぱいに広がる。
宮崎県はきんかんの生産量が全国の70%を占める日本一の産地。生産量だけではなく品質も日本一を目指そうと、栽培の研究が進められてきた。
ハウス内で、厳選された果実を開花から210日以上かけて育てることで、果皮がやわらかく、大きくて甘い完熟きんかんを作ることが可能となった。
糖度16度以上、直径2.8cm以上のものを「たまたま」、糖度18度以上、直径3.2cm以上のものを「たまたまエクセレント」と命名し、生のままで“まるかじり”できる甘くておいしい完熟きんかんとして出荷している。
みやざき生まれの
「みやざきオリジナルスイートピー」
スイートピーは9月に種を蒔き、朝夕が冷え込む11月から本格的な出荷が始まる。2〜3月がピーク。
宮崎は、温暖な気候と豊富な日照量に恵まれ、花き栽培が盛んだ。キク、スイートピー、デルフィニウム、ラナンキュラスなどが主力品目で、特にスイートピーは年間4000万本あまりが出荷され、日本一の出荷量を誇る。
県農業試験場や各産地では、オリジナル品種の育成にも積極的に取り組んでおり、世界的なコンテストでも優秀な成績をおさめるなど、ブランド化に一役買っている。甘い香りと鮮やかな花弁が特長の宮崎産スイートピーは、様々なシーンで重宝され人気を博している。
漬物だいこん日本一

やぐらの大きさは高さ約6m、長さ50m程度で、棚数は10段前後になる。
漬物大根の生産日本一の宮崎県。その中心的な産地の一つである宮崎市田野町では、毎年冬になると、畑に巨大な「大根やぐら」が出現する。
竹で組んだやぐらに、大根をかけて並べて、鰐塚山から吹き下ろす「鰐塚おろし」という冷たい風にさらして干していく。夜露や雨を避けながら10日から15日間ほど干すと、酵素の作用で辛みが抜け、うまみと甘さが出てくる。こうしてできた干し大根は、田野町名産の漬け物に加工され、全国へと出荷される。

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