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報道発表日:2024年3月26日更新日:2024年3月26日

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白紙

Press release

旧土呂久鉱山に係る健康被害(慢性砒素中毒症)の認定について

認定申請があった2名について、旧土呂久鉱山に係る健康被害者(慢性砒(ひ)素中毒症)として令和6年3月14日付けで認定しました。

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県では、旧土呂久鉱山に係る健康被害者救済の一環として、「公害健康被害の補償等に関する法律」(昭和48年法律第111号)に基づき、宮崎県公害健康被害認定審査会の意見をきいて、慢性砒(ひ)素中毒症の認定等を行なっています。

2新たに認定された方について

居住地 年齢 性別 認定要件該当症状
宮崎県内在住 70歳代 男性 皮膚症状
宮崎県内在住 60歳代 女性 皮膚症状
  • 認定要件

「慢性砒素中毒症」とは、次の(1)及び(2)に該当するものです。

(1)砒素濃厚汚染地域に居住し、砒素に対する長期にわたる暴露歴を有したこと。

(2)症状は、次のいずれかに該当すること。

  1. 皮膚に慢性砒素中毒に特徴的な色素異常及び角化の多発が認められること。
  2. 鼻粘膜瘢痕(びねんまくはんこん)又は鼻中隔穿孔(びちゅうかくせんこう)が認められること。
  3. 1.を疑わせる所見又は砒素によると思われる皮膚症状の既往があって、慢性砒素中毒を疑わせる多発性神経炎が認められること。

なお、(1)に該当し、(2)の1.を疑わせる所見又は砒素によると思われる皮膚症状の既往があり、かつ、長期にわたる気管支炎症状がみられる場合には、その原因に関し総合的に検討し、慢性砒素中毒症であるか否かの判断をすること。

3認定者の状況について(令和6年3月14日現在)

今回の認定により、被認定者の総数は218名、うち生存されている方は41名(男性23名、女性18名、平均年齢83歳)となっています。

新規認定の状況

年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度
被認定者数 3 5 3 3 2 - 4 4 1 2
死亡者数 1 5 4 2 3 3 7 4 2 2
生存者数 49 49 48 49 48 45 42 42 41 41

居住地別の被認定者数

  • 宮崎県内在住36名(男性19名、女性17名)
  • 宮崎県外在住5名(男性4名、女性1名)

お問い合わせ

所属:環境森林部環境管理課環境審査担当  担当者名:鈴木、加藤

ファクス:0985-38-6210

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