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報道発表日:2025年10月17日更新日:2025年10月17日

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白紙

Press release

霧島山(新燃岳)の警戒範囲縮小について

令和7年10月17日(金曜日)午前11時、霧島山(新燃岳)の噴火警報・予報が、レベル3(入山規制)から噴火警戒レベル2(火口周辺規制)に引き下げられました。
また、警戒が必要な範囲も概ね3kmから概ね2kmに縮小されました。
これに伴い、道路や登山道が立入規制が一部解除されます。

1気象庁の発表内容

令和7年10月17日(金曜日)午前11時
福岡管区気象台及び鹿児島地方気象台が発表

火山活動の状況及び予報警報事項:

新燃岳火口では、9月8日以降噴火は観測されていません。
火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、9月以降やや少ない状態で経過しています。
新燃岳周辺の傾斜計では、新燃岳の地下の膨張を示すような特段の変化は認められません。
GNSS連続観測では、霧島山を挟む一部の基線で、2025年3月頃から霧島山深部の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められていましたが、7月上旬頃からは停滞しています。
火山活動に低下傾向が認められており、新燃岳では、火口から2kmを超えて影響を及ぼす噴火が発生する可能性は低くなったと考えられます。
一方、新燃岳では火口直下を震源とする火山性地震が多い状態で経過しており、引き続き、弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する噴火が発生する可能性があります。

防災上の警戒事項等:

弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

2道路及び登山道の規制について

今回の噴火警戒レベル引き下げ及び警戒範囲の縮小に伴い、以下の規制図のとおり規制が変更となります。

3その他

【県の体制】

  • 令和6年12月12日(木曜日)午前11時:宮崎県情報連絡本部設置(噴火警戒レベル1から2への引き上げ)
  • 令和7年3月30日(日曜日)午前3時53分:情報連絡本部を継続(噴火警戒レベル2から3への引き上げ)
  • 令和7年5月27日(火曜日)午前11時:情報連絡本部を継続(噴火警戒レベル3から2への引き下げ)
  • 令和7年6月22日(日曜日)午後4時37分:情報連絡本部を継続(噴火を観測)
  • 令和7年6月23日(月曜日)午後6時30分:情報連絡本部を継続(噴火警戒レベル2から3への引き上げ)
  • 令和7年10月17日(金曜日)午前11時:情報連絡本部を継続(噴火警戒レベル3から2への引き下げ)

お問い合わせ

所属:宮崎県危機管理課(火山防災全般に関すること)  担当者名:堀内・兒玉・畑中

ファクス:0985-26-7304

メールアドレス:kiki-kikikanri@pref.miyazaki.lg.jp

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