石油や石炭を燃やすと、二酸化炭素(にさんかたんそ)が出ます。自動車もガソリンを燃やして走るので二酸化炭素(にさんかたんそ)が出ます。火力発電(かりょくはつでん)で電気を起こすときにも石油を燃やすので二酸化炭素(にさんかたんそ)が出ます。私たちの地球は、太陽光線(たいようこうせん)で暖められています。暖まった熱は、やがて宇宙へ逃げていくのですが、二酸化炭素(にさんかたんそ)が増えると、この熱が逃げにくくなります。二酸化炭素(にさんかたんそ)がまるで毛布(もうふ)や温室のような働きをするのです。
このように地球を暖める働きをする二酸化炭素(にさんかたんそ)のようなガスを「温暖化(おんだんか)ガス」といいます。
温暖化(おんだんか)ガスが増えると、地球のまわりの空気は次第に温まっていきます。あまり暖まると、南極の氷が溶けて、海の水が増えます。海の水が増えると、南の島の中には、沈んでしまう所が出る恐れがあります。日本でも、海に沈んでしまう浜辺(はまべ)が出る恐れもあります。
現在、世界ではたくさんの森林伐採(しんりんばっさい)が行われています。温暖化(おんだんか)の原因ともなる二酸化炭素(にさんかたんそ)を吸収する森林をこれ以上減らさない為にも、森林を愛する心を持って植樹を行い、これからも美しい自然を守っていきましょう。 |