昼間、木が二酸化炭素(にさんかたんそ)を吸収(きゅうしゅう)し、酸素を出して呼吸(こきゅう)する一方、私たち人間は呼吸(こきゅう)によって酸素を吸収し二酸化炭素(にさんかたんそ)を出しています。
お互いが呼吸(こきゅう)に必要なものを作り合って共存(きょうぞん)している・・・私たち人間は、なにげない中にも木と親密(しんみつ)なコミュニケーションを行っているのです。
また、木造住宅(もくぞうじゅうたく)は、化学物質(かがくぶっしつ)をふくんだ内壁(ないへき)などを利用している新建材を使った住宅よりも、ぜんそく・アレルギーの発生が少ないことがわかっており、特に「シックハウス症候群(しょうこうぐん)(※)」と呼ばれる症状(しょうじょう)のある人々への環境改善(かんきょうかいぜん)に、木材を使った住宅や内装(ないそう)の利用がすすめられています。
そして、建物などの材料に木を利用していくことのお返しとして、私たちは植樹する運動を日本全国で盛んに行っています。
私たちは、たくさんのやさしさを与えてくれる木を、これからもずっと守っていかなければなりません。
そして、いつまでも、お互いを支えあう大切な友達でいられることを願いたいものです。 |