人間だけでなく,この地球に生きている色々な動物や植物はみんなつながりがあり,関連しあいながらうまく生きています。
みんなは植物や動物,海や川で生きる魚などを食べ、そして,動物たちのフンや死がいは,カビやバクテリアという小さな生きものによって分解(ぶんかい)され,山や森の木や花の養分(ようぶん)になります。
この養分(ようぶん)で育った木や花は,「二酸化炭素(にさんかたんそ)」などをすって,「酸素(さんそ)」をはきだしてくれています。
同じように,海や川の中でも魚のフンや死がいをカビやバクテリアが分解(ぶんかい)し,川などから流れ込む養分(ようぶん)によって,小さな生き物「植物性(しよくぶつせい)プランクトン」が生まれます。
そしてそれを食べる「動物性(どうぶつせい)プランクトン」が増えるのです。
小さな魚はそれを食べて生き,ちょっと大きな魚に食べられます。 その魚はまた,ちょっと大きな魚に食べられるというようにつながっています。
この自然のしくみを「食物連鎖(しょくもつれんさ)<くさりのようにつながっていること>」といいます。その海や川の水は,蒸発(じょうはつ)し,雲になり,それがまた雨や雪となって地上に降り,このようにして,自然界で「水の循環(じゅんかん)」がおこります。
こうして地球全体(ちきゅうぜんたい)の自然と生物がお互いにバランスよくつながり,関連(かんれん)しあって生きているのです。
でも,わたしたち人間の手によって,そのバランスがこわれかけています。 |