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県広報みやざき


 こんにちは!河野です
 国民1人当たりの所得が世界第3位のシンガポール。そのシンガポールと姉妹関係にある県有施設をご存じでしょうか?
 それは「青島亜熱帯植物園」。開園してすぐの昭和40年10月、シンガポール植物園と国内で初めて姉妹植物園の締結を行い、技術者の派遣や植物の交換など交流を続けてきました。東京ドーム13個分の広大な敷地を有する同園は、昨年、シンガポール初の世界文化遺産に登録されています。
 青島亜熱帯植物園の正門は、シンガポール植物園の正門をイメージして整備されたもの。宮崎空港の愛称にもなったブーゲンビリアは、昭和46年にシンガポール植物園から32品種が寄贈されたことにより広まったそうです。
 その青島亜熱帯植物園が、3月26日にリニューアルオープンしました。メインの大温室を新築。1年中ブーゲンビリアを楽しめる回廊や、マンゴーなど亜熱帯植物が見られるコーナーのほか、姉妹植物園50周年を記念して贈られたシンガポールの国花バンダ・ミス・ジョアキム(ラン)や、政府観光局公認のマーライオンの像も設置しています。
 これを機に、大温室を無料化。南国情緒あふれる花やみどりを、気軽に観て、触って、味わって、楽しめる体験型の植物園として生まれ変わりました。ネーミングライツのスポンサー企業により、愛称も「宮交ボタニックガーデン青島」に決定(略すとMBA(笑)?)。引き続き、多くの皆さんに親しんでいただきたいと願っています。
 このところ青島では、地域住民の再勢プロジェクトで「プレミアムキャンドルナイト」が行われたり、昨年、約30年ぶりに海の家が「青島ビーチパーク」として復活したり、鬼の洗濯板で約1,000人が参加したPR動画が作成されたりと、〈新しい風〉が吹いています。
 私にとっても青島は特別な場所。広島生まれの私が初めて宮崎を訪れたのは昭和44年 (当時4歳)。実家(家具店)の社員旅行で、青島やこどものくに、サボテン公園などを訪れました。最初の〈出会い〉から半世紀近く経っても、美しい自然や南国情緒は変わりません。最近も、海幸彦・山幸彦神話にまつわる青島神社の「裸参り」や、「青島鬼の洗たく板アクアスロン大会」などに参加、全身でその魅力を満喫しています。今回のリニューアル、不思議な縁を感じています。
 昨年、「神話のふるさと宮崎観光おもてなし推進条例」を制定し、観光の再興を図る本県。中でも青島地域は、日南海岸の玄関口であり、宮崎観光の一つの顔。古来の〈宝〉が、再び輝きを増しつつあります。

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