県広報みやざき

知事コラム こんにちは!河野です

駅前広場からにぎわい創出

宮崎県知事 河野俊嗣(こうの しゅんじ) 宮崎県知事
河野 俊嗣(こうの しゅんじ)

県が事業主体として進めてきた宮崎駅西口駅前広場の再整備が完了しました。

JR九州と宮崎交通が整備を進める「アミュプラザみやざき」の開業(11/20)と相乗効果を図り、人の流れやにぎわいを中心市街地へとつなげることを目的とした事業です。

これにより駅前広場の人や車の動線が整理され、安全で快適な利用環境が整えられました。また、新しい通路屋根や照明、植栽の工夫、再整備に伴って伐採されたクスノキを再利用したベンチなど、本県の陸の玄関口が、明るく都市的な空間に生まれ変わりました。

さらに、アミュプラザみやざき「うみ館」前には、大屋根を備えた「アミュ広場」を整備。早速、鉄道の日感謝祭やプロ野球のライブビューイングなどイベントで活用され、街ににぎわいをもたらしています。

広場の舗装には、新燃岳の灰を使用したレンガブロックを1万枚以上使用しています。一部の裏面には、駅利用者など県民の方々から、未来の宮崎に向けたメッセージを記入いただきました。

10月16日の完成セレモニーでは、私のメッセージを記入した最後のレンガブロックを埋め込みました。そのメッセージは「この駅広から天岩戸開き!」。コロナ禍で閉塞感が漂う中、この宮崎駅前開発が街のにぎわいを取り戻すきっかけとなり、その効果が県内全域へ波及することを祈念してのメッセージです。

ところで、東京の調査会社ブランド総合研究所が8月に発表した「第2回地域版SDGs調査2020・都道府県版」によると、本県が2年連続で幸福度ランキング1位に輝きました。

これはインターネットを利用した県民の意識調査で、「あなたは幸せですか?」という設問に対し、7割を超える方が幸福を感じていると回答しています。自然豊かで温暖な気候、美味しい食などの暮らしやすさに加え、悩みや課題を抱えていても、家族や職場など人と人とのつながりでカバーされ、幸福度につながっているのではないかとの見方がなされています。うれしい調査結果です。

今年は、新型コロナウイルスの影響により地域経済や県民生活が大きな打撃を受け、私たちの生活が様変わりしました。その中で、新たなにぎわいの拠点が、街の顔とも言うべき宮崎駅前に完成したことは、復興に向けた大きな力となり、ポストコロナ社会を見据え、地域への誇りや幸福度を高めることにつながるものと期待しています。元気で活力のある宮崎の未来を築いていきましょう。

JR九州や宮崎交通をはじめ、ご尽力いただいた関係の皆さまに感謝申し上げます。

完成式で最後のレンガブロックを
埋め込む河野知事(中央)

再整備が完了したJR宮崎駅西口駅前広場
右のビルはアミュプラザみやざき「うみ館」

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