フォントサイズ

第56代宮崎県知事
河野 俊嗣(こうの しゅんじ)
東九州自動車道「北九州市~宮崎市」間が開通し、この4月で10年を迎えました。北九州市から宮崎市までの所要時間は約4時間短縮され、10年間の経済波及効果は約1.6兆円!本県分だけでも約6,850億円と、大きな効果が生まれています。
高速道路のネットワークは、自然災害などから県民の生命と財産を守る「命の道」であり、地域経済を潤す「活力の道」、そして日常生活や通勤通学に必要な「生活の道」となっています。
2年前の日向灘地震では、落石により国道220号が通行止めになった際、東九州自動車道が代替道路の役割を果たしました。10年前の熊本地震でも、被災地への支援ルートとして機能しています。また、県内3箇所の救急医療機関に30分以内で搬送可能となる人口が約2万人増え、60分以内では約5万人増加するなど、まさしく「命の道」としての役割を果たしています。
経済面では、2023年に過去最高2,483億円の産出額を記録した畜産品について、開通前(1980年)と開通後(2023年)を比較すると、九州外への輸送量が約3.4倍に増加しています。製材品の出荷量も、開通の前後を比較すると約2.1倍に増えているほか、沿線には工業団地の整備も進んでいます。今や地域経済に欠かせない大動脈であり、まさに宮崎の豊かな未来を拓く道となっています。
さらに事故や夜間工事などによる通行止めを減らし、この道の効果を最大限発揮するには、暫定2車線区間の早期4車線化が欠かせません。 昨年12月には「宮崎PA~清武IC」間の4車線化工事が完了し、現在、「高鍋IC~西都IC」の一部区間で4車線化工事が進んでいます。
東九州自動車道の供用率は91%。今後とも、私は全国高速道路建設協議会の会長として、高速道路整備のための財源確保に取り組み、未開通区間(日南東郷IC~志布志IC)約40kmの早期整備や暫定2車線区間の4車線化、スマートICの整備など、機能の充実に向けて全力で取り組んでまいります。
県内では、九州を東西に横断する九州中央自動車道の整備促進も、極めて重要な課題です。供用率は43%。
高速道路は私たちにとって「命の道」「活力の道」「生活の道」、県民一丸となって未来へつないでいきましょう!
4車線化が進む東九州自動車道
(写真は「宮崎PA~清武IC」間)