木材利用技術センターは、平成13年の開所から16年が経過し、この間、木材利用に関する基礎研究や応用研究などで培ってきた確かな技術が、数多くの現場において移転、活用されてきており、全国有数の木材専門の研究機関としての基礎固めができてきたところであります。
今後は、センター設立の原点である「地域に密着した実用研究」をさらに進展させる時期にきていると感じております。
このため、木材利用技術センターは、
@公共施設や商業施設など非住宅分野における木造化・木質化や家具など、建築物以外
での県産材利用拡大に向けた技術開発
A川崎市をはじめとする都市との連携や東京オリンピック・パラリンピック、海外への輸出拡
大を契機とした県産材と木材利用技術の行政と連携した一体的な売り込み
BCLTの普及等新たな動きに応じたスギ利用についての独自研究
C成長し続ける森林を有効に活用するため、大径材の効率的活用のための研究
D地域のニーズに応じた技術支援
などに、積極的に取り組んでまいります。
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