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掲載開始日:2011年8月9日更新日:2011年8月9日

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平成23年度第4回知事とのふれあいフォーラム

第4回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)

内容

開催日時等

開催日

平成23年8月9日(火曜)午後1時30分から午後3時まで

場所

高鍋町役場

参加者

高鍋町の皆さん約40名
知事

ふれあいフォーラムの内容

知事あいさつ

高鍋町においては、昨年の口蹄疫、今年の鳥インフルエンザと、大変厳しく辛いことが重なったが、町長さんはじめ町民の皆さんが一致団結して防疫に御協力頂いたことに感謝している。昨年は待望の高速道路、高鍋-西都間の開通という明るいニュースもあった。口蹄疫、新燃岳の噴火、東日本大震災もあり、本県の置かれている状況は大変厳しいものではあるが、そういう中でもインフラの整備など明るいニュースも振りまいていこうと思っている。現在「対話と協働」を掲げた県政に取り組んでいるところであるが、多くの皆様の御意見を頂戴しながら、これからの宮崎を考えていきたいと思っている。

 

 

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フォーラムの様子

(写真)平成23年度第4回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)の様子1
(写真)平成23年度第4回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)の様子2

高鍋町の皆さん約40名が参加しました。
(写真)平成23年度第4回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)の様子3
(写真)平成23年度第4回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)の様子4

知事が高鍋町の皆さんと県政や地域の課題等について意見交換を行いました。

 

 

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主な意見等




参加者
1月の鳥インフルエンザで、鶏を殺処分された農家です。発生したのが養鶏団地内の別の鶏舎で、通路を2つ隔てていたので、当初県の方は殺処分を行なう必要がないということだったが、国の方針で殺処分を行なうことになった。それはなぜなのか。また、補償金について、口蹄疫での牛や豚の場合は非課税なのに、鶏だけ課税されるのはおかしいと思う。
知事
殺処分の範囲については、個別の鶏舎が独立しているので、なるべく狭い範囲でできないか議論はさせていただいたが、最終的に国の判断が働いたということである。現在、制限区域の見直しも議論しているが、今回の鳥インフルエンザは口蹄疫のように面的に広がったのではなく、渡り鳥を介して広がったという認識を踏まえると、防疫作業の範囲も議論の余地はあると考えている。補償金への課税に関して、牛や豚と鶏で異なる理屈が分からないので確認をしたいと思う。
参加者
昨年の口蹄疫で牛を殺処分された農家です。今、復興に向けて牛を導入しているが、福島原発事故の風評被害がある。最近、北海道から仕入れた牛を出荷したが、トレーサビリティの関係で期間の長い生産地が明記されるため、原発事故発生前に宮崎に移送し県内で肥育していても、北海道産と認識され、買い手の購買意欲が著しく下がっている。また、宮城県生まれの牛もいるが、こちらはまったく買い手がつかない。最近業界の方に伺ったところ、証明書の発行や肉の検体の検査を要求する買い手がいると聞いた。しかしながら、肉の検体の検査費用は高く、小売店が費用を負担するのも難しい。今後、宮崎産牛としてもっと全面的にアピールしていくことはできないのか。
知事
昨年の口蹄疫を経験した我々には、本県の牛は安全安心であると声高にアピールするのも、東北の被災者の辛さが分かっているだけに、言い方が難しい。トレーサビリティについては、その実施によって消費者の安全安心を確保するというシステムなので致し方ないが、今我々にできることとして、宮崎産の牛が安全であるとのPRと消費拡大に努めていきたいと思っている。
参加者
小丸川に竹鳩橋(潜水橋)が架かっているが、数十年来の地域住民の悲願として橋の改築を行なってほしい。町村合併にむけて近隣の市町村との交流の足がかりになるために、改築に向けて着工されることを望んでいる。
参加者
県の方は竹鳩橋をインフラとして考えていると思うが、その近辺に東児湯消防があり、メディカルロードとして整備して頂けると、緊急時に現場急行するのに大幅な時間短縮ができる。命の問題にも関わってくるので、改めてメディカルロードとして計画を練り直して頂けないか。
参加者
橋は片側通行で危険防止策としてロープが張られているが、自動車が橋の上を移動するとき、橋を渡っている小学生が大変危険な状況になることが多々ある。このような現状を重く受け止めてほしい。
高鍋土木事務所長
高鍋インターチェンジのアクセス道路として県では小丸大橋を整備しており、現段階では竹鳩橋を整備するのは困難な状況である。
知事
竹鳩橋についての要望については理解した。町道なので、町がどのように考えるかも大事だと思っている。皆様の御意見はしっかり受け止めさせて頂いた。今後どうするかが問題であるが、私自身が現場を見る必要もあると思っている。
参加者
民生委員・児童委員の担い手が不足している。国も必要と言っているのに、県経由で推薦状を提出しても認定に何ヵ月もかかっている。
知事
選挙時の政策提案で、民生委員・児童委員の充足率100%を目指したいと掲げている。候補者がいるのに手続きが遅いとのことなので、県としては手続きを早く進めるように、国に促して参りたいと思う。
参加者
東日本大震災があり、津波の避難訓練の実施など防災への意識は大変高まっているが、高鍋町も日向灘沖地震を抱えており非常に危険な状態であると報道されている。これらを前提に、県はどのような構想や計画をお持ちなのか。また、原発とエネルギー確保に対しての、知事の考えも伺いたい。
知事
今回の東日本大震災を受け、これまで以上の地震を想定した計画が必要であるという認識を持っている。科学的な根拠を示して、より正確に計画を練っていく必要があり、現在国の中央防災会議が東海・東南海の連動地震を想定しその作業を進めている。それを受けて県内の減災計画の見直し、さらには各市町村のハザードマップを見直していく予定である。1~2年かかる見通しではあるが、中長期的な対応として着手しているところである。一方で短期の対応としては、十分に避難の経路や避難場所の安全性確認できているかどうかの点検を各市町村にお願いしている。
原子力発電に関しては単純に賛成か反対かと述べられるような簡単な問題ではなく、第一に考えるべき事は安全安心である。福島原発事故により、一度起こると制御しがたい技術だということが分かったので、安全性がいかに確保されるか考慮が必要であり、再生可能エネルギーに関しての技術及びコストも検討していく必要がある。加えて一定の節電も求められ、経済的活動にどのような影響があるのかという問題もあるので、そういった問題を整理した上で国民に選択肢を示す、国民の判断を経て決めるべき問題であると考えている。
参加者
高鍋大師と持田古墳群について、2009年に宮崎観光遺産に認定されたことが契機となり、環境整備を行なってきたが、町単位での活動には限界がある。県との連携が必要であると感じているので、支援をお願いしたい。
知事
今日視察に行かせて頂いたが、高鍋大師の独特な雰囲気に大変感銘を受け、人を引きつける観光になり得るという可能性も十分感じられた。県にできることがあれば、ぜひ協力していきたいと思う。
参加者
県から補助金を受けた商店街活性化の3年事業が、現在2年半となった。商店街は全国的に衰退、高齢化、若手不足などが見られ、大変厳しい状況に置かれており、商店街の活性化事業は数年ではまだ達成できないのが現状である。平成24年度以降も結果を出していきながら、県の方々にも引き続き協力をお願いしたい。
知事
商店街の活性化に対する様々な支援事業があるが、今後もそのような事業を活用いただいて、活性化に取り組んで頂きたいと思う。
参加者
景気の悪さは高鍋町や宮崎県だけでなく全国的な課題であるが、景気対策について知事はどのようにお考えか。
知事
即効性のあるプレミアム商品券は各市町村が検討されているし、新たな財源を活用してのイベントも景気対策の手段だと考えている。新燃岳の問題が続いており、終息宣言をいまだすることができず、動き出せない状況である。そうした中で地元の中でお金をまわす地産地消の取り組みが有効であると考え、地域活性化のため県内ホテルや旅館と連携して行なう「100万泊県民運動」の案も打ち出している。県外からの集客が困難な現在、まずは自分たちの身の回りからできることをやっていく呼びかけを行いたいと思っている。
参加者
高鍋町をはじめ児湯5町は病後児保育が大変遅れている。NPO法人を立ち上げようと思っても、小児科医師不足などもあり、なかなか子ども達を預かることができない厳しい状況にある。宮崎市や都城市などは意外と進んでいるが、他の地域は全体的に遅れていると思うので、県全体で子ども達の保育環境整備を行なうことはできないか。
知事
子育て支援は大変重要だと思っている。選挙時の政策提案では、子育て・子育ち日本一を目指したいと掲げさせて頂いた。現在、県庁にこども政策局を創設し様々な取り組みを行なっているが、今伺った話について、県と市町村の役割分担の中で県がどのような取り組みができるか、しっかり受け止め、今後検討していきたいと思っている。
参加者
知事は高鍋町民や県民に何を求めるか。
知事
アメリカのケネディ元大統領の就任演説の言葉で、「国家があなたのために何をするかではなく、あなたが国家のために何ができるかを問いたまえ」という一節がある。もちろん公助も大事であると認識しているが、自助共助も必要であると思っている。自ら発案、行動を起こしていく中で、県はいかにそれらをサポートしていくか、そのようなコラボレーションを図っていきたいと思っている。
参加者
卵関係の仕事をしている者です。現在、東京では、放射能汚染の心配のない九州産の卵の需要があると聞いている。宮崎県は生産県なので、地産地消だけでなく、宮崎県産の卵を県外の大消費地に向けて販売促進することについてどう思うか。
知事
もちろん関東を始めとした県外へのアピールにも懸命に取り組みたいと思っているが、その中でどのようにブランドや差別化を磨き上げていくかが課題になってくる。今後、機敏に対応していきたいと思っている。
参加者
種牛に関して、民間で北海道や鳥取県から種牛をリースしている畜産農家の方がいるが、どう思うか。また、繁殖農家に聞くと、家畜改良事業団以外の種は使いづらいと言うが、畜産農家の選択肢を増やすためにも、県の後押しがほしい。
知事
種牛も含め畜産については、畜産農家の方々が幅広く受け止めてやっていくのが大事なのかなと思う。現在はまだ過渡期であるので、今後もいろいろと議論を行なっていくべきだと考えている。
参加者
知事の奥様は宮崎を楽しんでいらっしゃるか。
知事
宮崎の生活は子どもを含め、家族でいろいろと楽しませてもらっている。
参加者
町内のキャベツ生産農家が町おこしのために100万本のひまわりを植えて「ひまわり迷路」をつくった。週末には若手の後継者が多く参加するイベントも開催されるので、ぜひ知事に来てほしい。
知事
ひまわりの種は放射線を吸収するという話も伺っているので、ぜひ、それらを活かした支援をしていただきたいと思ってる。「ひまわり迷路」とイベントのことは家族に話してみたい。
参加者
県庁は厄払いが必要ではないか。本館が水垢で黒ずんでいるが、綺麗にすれば県庁が一段と美しくなり、宮崎県も明るくなると思う。
知事
ご指摘に感謝する。水垢については直ぐに確認をとらせて頂く。身の回りを綺麗にすることは必要なことである。
参加者
地域の婦人団体への入会者が減少しており、存続が深刻な問題となっている。県として婦人団体をどのように捉えているかお尋ねしたい。
知事
婦人団体については、県が行なっている事業や啓発のイベントなどで大変お世話になっている。様々な団体で会員の減少、加入率の減少が問題となっているが、いろいろな活動をアピールしながら加入率を上げるのも一つの方法だと思っている。
 

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