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更新日:2019年11月20日
ASFは、ASFウイルスが豚やいのししに感染する伝染病であり、発熱や全身の出血性病変を特徴とする致死率の高い病気です。感染豚等との直接的な接触や汚染した豚肉等を介して感染が拡大します。これまで日本での本病の発生は確認されていませんが、有効な治療法やワクチンはなく、発生した場合の畜産業界への影響が甚大であることから、「家畜伝染病」に指定されております。
2018年8月に中国の養豚場においてASFがアジアで初めて確認されて以降、瞬く間に中国全土に拡がり、周囲のアジア諸国でも発生が確認されております。2019年9月には隣国である韓国で初めて発生が確認され、日本への侵入リスクが高まっています。また、日本と同じ島国であるフィリピンや東ティモールでも発生していることから、水際における家畜防疫の重要性が高まっています。
ASFの発生状況等の詳細については農水省のHP(外部サイトへリンク)をご覧ください。<別ウィンドウが開きます>
CSFは、CSFウイルスにより起こる豚、いのししの熱性伝染病で、強い伝染力と高い致死率が特徴です。感染豚は唾液、涙、糞尿中にウイルスを排泄し、感染畜等との直接的な接触や汚染した豚肉等を介して感染が拡大します。治療法はなく、発生した場合の畜産業界への影響が甚大であることから、「家畜伝染病」に指定されております。
2018年9月に岐阜県の養豚場において国内で26年ぶりとなるCSFが確認され、その後岐阜県、愛知県、長野県、滋賀県、大阪府、三重県、福井県、埼玉県、山梨県(1府8県)で50事例の発生が確認されています(令和元年11月20日現在)。また、2018年9月以降、岐阜県、愛知県、三重県、福井県、長野県、富山県、石川県、滋賀県、埼玉県、群馬県、静岡県、山梨県(12県)において野生いのししからのCSFの陽性事例が確認されています。なお、本県においても死亡した野生いのししの検査を行なっていますが、陽性事例は確認されておりません。
CSFの発生状況等の詳細については農水省のHP(外部サイトへリンク)をご覧ください。<別ウィンドウが開きます>
現在、岐阜県等で拡大しているCSFは、海外から持ち込まれた畜産物(肉・卵製品)に付着したウイルスにより発生した可能性があります。
海外から畜産物を持ち込むことは家畜伝染病予防法により原則として禁止されており、2019年4月以降、動物検疫体制も強化されております。
実際、動物検疫で押収された畜産物から、ASFウイルスが分離された事例もありますので、海外から畜産物を持ち込まないようにしてください。
動物検疫の詳細は動物検疫所のHP(外部サイトへリンク)をご覧ください。<別ウィンドウが開きます>
海外に行かれる際には、以下の点についてご協力お願いします。
以下の点について、ご協力お願いします。
受け入れ団体の皆様におかれましては、外国人在留者への啓発をお願いします。
ご家族から送られてくる荷物についても同様です。ご家族にもきちんと伝えるようにしてください。
空港やカーフェリーには、県内への病原体侵入を防ぐために消毒マットを設置しております。
少しでもリスクを下げるために、消毒マットを避けずに、靴底消毒にご協力お願いします。
日本で畜産農場を訪問する際には、入国して約1週間のダウンタイムを設けてください。
お問い合わせ
農政水産部畜産新生推進局 家畜防疫対策課防疫企画担当
〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号
電話:0985-26-7139
ファクス:0985-26-7329