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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2015年第47号

第17巻47号[宮崎県第47週(11/16〜11/22)全国第46週(11/9〜11/15)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県2015年第47週の発生動向

全数報告の感染症(47週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核4例。
  • 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症2例。
  • 4類感染症:つつが虫病10例。
  • 5類感染症:報告なし。

全数把握対象疾患累積報告数(2015年第1週〜47週)

( )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は835人(定点当たり26.9)で、前週比107%とやや増加した。前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱と伝染性紅斑で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【咽頭結膜熱】
・報告数は34人(0.94)で、前週比155%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.0)の約0.9倍であった。日南(4.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳が全体の約4割を占めた。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
・報告数は120人(3.3)で、前週比115%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値(1.9)の約1.8倍であった。年齢別では4〜6歳が全体の約半数を占めた。
過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値。

【感染性胃腸炎】
・報告数は471人(13.1)で、前週比91%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値(15.3)の約0.9倍であった。日南(30.3)、小林(22.7)保健所からの報告が多く、年齢別では1〜4歳が全体の約半数を占めた。

【伝染性紅斑】
・報告数は34人(0.94)で、前週比136%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.16)の約5.9倍であった。延岡(2.8)保健所からの報告が多く、年齢別では2〜5歳が全体の約半数を占めた。

基幹定点からの報告

○マイコプラズマ肺炎:宮崎市保健所から3例、高鍋保健所から3例報告があった。
0〜4歳が1例、5〜9歳が4例、10歳代が1例で、いずれも咽頭ぬぐい液からMycoplasma pneumoniaeが検出された。
○感染性胃腸炎(ロタウイルス):日向保健所から1例報告があった。0〜4歳であった。

流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国第46週の発生動向

全数報告の感染症(全国第46週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比113%と増加した。前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は手足口病であった。

RSウイルス感染症の報告数は5,465人(1.7)で前週比115%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値(1.0)の約1.7倍であった。山形県(5.4)、福井県(5.3)、富山県(4.5)からの報告が多く、年齢別では6ヵ月〜1歳が全体の約半数を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は21,696人(6.9)で前週比120%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値(7.5)の約0.9倍であった。鹿児島県(14.7)、宮崎県(14.4)、鳥取県(13.2)からの報告が多く、年齢別では1〜4歳が全体の約半数を占めた。

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