所長挨拶 研究所の紹介 発表・調査研究 情報・ニュース 宮崎県感染症情報センター 見学と研修のお申し込み リンク集 お問い合わせ

宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2016年第29号

第18巻29号[宮崎県第29週(7/18〜7/24)全国第28週(7/11〜7/17)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第29週の発生動向

全数報告の感染症(29週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核3例。
  • 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症2例。
  • 4類感染症:報告無し。
  • 5類感染症:カルバペネム耐性腸内細菌感染症1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2016年第1週〜29週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は665人(定点当たり20.9)で、前週比76%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患は手足口病と伝染性紅斑で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎とヘルパンギーナ、流行性耳下腺炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【伝染性紅斑】
報告数は50人(1.4)で、前週比122%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.38)の約3.7倍であった。小林(6.3)、高鍋(2.3)保健所からの報告が多く、年齢別は別グラフに示す。

【ヘルパンギーナ】
報告数は156人(4.3)で、前週比68%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(6.2)の約0.7倍であった。日南(12.0)、中央(8.0)、都城、日向(各4.3)保健所からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約6割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

○無菌性髄膜炎:都城保健所から1例報告があった。0〜4歳であった。
○マイコプラズマ肺炎:日南、高鍋(各3例)、延岡(2例)、日向(1例)保健所から報告があった。0〜4歳が3例、5〜9歳、10歳代が各2例、20歳代、30歳代が各1例であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2016年第28週の発生動向

全数報告の感染症(全国第28週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比106%とやや増加した。前週と比較して増加した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナであった。減少した主な疾患は伝染性紅斑であった。

流行性耳下腺炎の報告数は3,978人(1.3)で前週比105%とやや増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.57)の約2.3倍であった。宮崎県(3.8)、佐賀県(3.0)、鹿児島県(2.6)からの報告が多く、年齢別では4〜5歳が全体の約3割を占めた。

ヘルパンギーナの報告数は12,712人(4.1)で前週比129%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(3.4)の約1.2倍であった。三重県(9.4)、愛媛県(7.2)、静岡県、滋賀県(7.0)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約半数を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値


PDFファイルダウンロード

バックナンバーはこちら


宮崎県衛生環境研究所
〒889-2155 宮崎市学園木花台西2丁目3-2 / 電話.0985-58-1410 FAX.0985-58-0930