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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2016年第35号

第18巻35号[宮崎県第35週(8/29〜9/4)全国第34週(8/22〜8/28)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第35週の発生動向

全数報告の感染症(35週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核3例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:後天性免疫不全症候群1例、梅毒1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2016年第1週〜35週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は629人(定点当たり21.2)で、前週比110%と増加した。前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症と咽頭結膜熱で、減少した主な疾患は水痘とヘルパンギーナであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【RSウイルス感染症】
報告数は89人(2.5)で、前週比137%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(3.0)の約0.8倍であった。延岡(6.3)、日向(5.5)保健所からの報告が多く、年齢別は1歳が全体の約半数を占めた。

【流行性耳下腺炎】
報告数は56人(1.6)で、前週比86%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.72)の約2.2倍であった。小林(3.3)、高千穂(3.0)、日向(2.5)保健所からの報告が多く、年齢別は別グラフに示す。

 

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

○マイコプラズマ肺炎:延岡(3例)、日南、高鍋、日向(各1例)保健所から報告があった。0〜4歳が5例、5〜9歳が1例であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2016年第34週の発生動向

全数報告の感染症(全国第34週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比114%と増加した。前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症と感染性胃腸炎であった。減少した主な疾患は咽頭結膜熱であった。

RSウイルス感染症の報告数は1,632人(0.52)で前週比137%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.39)の約1.3倍であった。宮崎県(1.8)、新潟県(1.3)、青森県、熊本県(各1.1)からの報告が多く、年齢別では2歳以下が全体の約9割を占めた。

流行性耳下腺炎の報告数は3,333人(1.1)で前週比97%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(0.42)の約2.5倍であった。新潟県(3.6)、富山県(2.7)、熊本県(2.6)からの報告が多く、年齢別では4〜6歳が全体の約4割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

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