所長挨拶 研究所の紹介 発表・調査研究 情報・ニュース 宮崎県感染症情報センター 見学と研修のお申し込み リンク集 お問い合わせ

宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2016年13号

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)に注意しましょう。(3月28日〜4月3日)

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告が先週より増えています。特に日南市、小林市周辺で流行しており、年齢別では5歳未満の子どもが全体の約7割を占めています。

感染性胃腸炎は、病原体が付着した手で口に触れたり、汚染された食品を食べたりすることで感染します。主に吐き気、おう吐、下痢、発熱、腹痛といった症状があらわれますが、感染しても症状があらわれない場合や、軽い風邪のような症状の場合もあります。特別な予防対策はなく、こまめな手洗いが大切です。トイレの後、食事の前に必ず手を洗いましょう。また、おむつ、おう吐物を処理する時は、使い捨て手袋、マスク、エプロンを着用し、処理後は石けんと流水で十分に手を洗いましょう。

おう吐、下痢などの症状があらわれた場合は、脱水を予防するためこまめな水分補給を心がけましょう。市販のイオン飲料を利用するのも効果的です。症状が落ち着いてきたら、消化のよい食べものをとるようにしましょう。


宮崎県衛生環境研究所
〒889-2155 宮崎市学園木花台西2丁目3-2 / 電話.0985-58-1410 FAX.0985-58-0930