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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2016年14号

例年より流行性耳下腺炎(おたふく風邪)が多くなっています。(4月4日〜4月10日)

インフルエンザが先週に引き続き減少となり、警報終息基準値を下回りました。

まだ一部の地域では流行していますので、引き続き丁寧な手洗いや症状がある際のマスクの着用など、感染対策に努めましょう。

一方、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告が例年の3倍となっており、特に延岡市、小林市周辺、日向市周辺で増加傾向にあります。流行年齢別は、4〜5歳の子どもが全体の半数以上を占めています。

流行性耳下腺炎は、咳やくしゃみなどのしぶきを吸い込むことで感染し、2〜3週間の潜伏期を経て発症すると、発熱や耳周辺の痛みを伴う腫れ、飲み込んだ時の喉の痛みなどの症状が見られます。まれに、髄膜炎や難聴等を伴うこともあります。

予防のためには、ワクチン接種が最も効果的ですが、任意接種のため接種費用は自己負担となります。1歳から接種可能で、市町村によっては接種費用の助成を行っていますので、かかりつけ医やお住まいの市町村へご相談ください。

ワクチン接種の他には、こまめな手洗い、うがい、タオル等の共用を避けるマスクの着用なども大切です。

症状が現れたら、重症化することもありますので、早めに医療機関を受診しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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