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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2016年16号

感染性胃腸炎に引き続き注意しましょう。(4月18日〜4月24日)

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告数が前週の約1.2倍に増加しています。特に1歳から4歳までの子どもからの報告が全体の約6割を占めています。

感染性胃腸炎は、主にノロウイルスやロタウイルスによって引き起こされる急性の胃腸炎で、手指や食品を介して感染します。

1〜3日の潜伏期間を経て、腹痛や吐き気、下痢、嘔吐の症状が出現します。

乳幼児は、激しい症状が出ることが多く、特に初めて感染した時に症状が強く出ます。

ときにけいれんや腎不全、脳症などの合併症もみられますので、ぐったりした様子やけいれん等の症状がみられたら、速やかに医療機関を受診しましょう。

下痢や嘔吐物の処理の際には、使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着用し、塩素系漂白剤を用いて、決められた濃度に薄めて消毒をしましょう。

また、ロタウイルスは任意の予防接種として、生後2月から接種できます。お住まいの市町村によっては接種費用の助成もありますので、接種希望の方はかかりつけ医にご相談ください。


宮崎県衛生環境研究所
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