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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2016年19号

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が増加しています。(5月9日〜15日)

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数が前週の1.6倍と増加しています。地域別では国富町や日南市、都城市周辺で流行しており、年齢別では4歳から7歳の子どもの報告が全体の約6割を占めています。

この感染症は、患者のくしゃみや咳のしぶきを吸い込むことによる飛沫感染や、菌で汚染された手で鼻や口の粘膜に触れることによる接触感染が主な感染経路です。感染すると発熱や喉の痛み(咽頭痛)等の症状があらわれます。また、体や手足に小さな発疹がみられたり、舌に赤いぶつぶつ(苺舌)がみられることもあります。抗生物質による治療を行いますが、肺炎、腎炎などの合併症を防ぐため、症状が改善しても主治医に指示された期間は薬を飲むことが大切です。食事は、のどに刺激の強いものを避け、なるべくのどごしがよく、消化のよい食べ物を選びましょう。食べるのがつらいような場合は、水分だけでもしっかり摂るようにしましょう。予防には、手洗い、うがい、咳エチケットが有効です。喉の痛みがある場合は、早めに医療機関等を受診しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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