りんご病(伝染性紅斑)が増加しています。(6月20日〜6月26日)
りんご病(伝染性紅斑)の報告が3週連続で増えています。特に小林市、高鍋町周辺からの報告が多く、年齢別では4〜5歳のこどもからの報告が全体の約半数を占めています。
りんご病はこどもに多い病気ですが、おとなもかかることがあります。患者のくしゃみや咳のしぶきを吸い込むことによる飛沫感染や、ウイルスで汚染された手で鼻や口の粘膜に触れることによる接触感染が主な感染経路です。10〜20日の潜伏期間の後、頬がリンゴのように赤くなり、手足がレース模様に赤くなります。発疹に先だって微熱、咳、鼻汁など風邪のような症状がでることが多く、発疹が出る頃にはウイルスの感染力は弱くなっています。1週間ほどで治りますが、なかには長引いたり、一度消えた発疹がすぐにまた現れることもあります。
また、妊婦が感染すると胎盤を介して胎児に感染し、流産や胎児への影響があるので注意が必要です。風邪のような症状のある人には近づかず、石けんでの手洗い、うがいで予防しましょう。