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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2016年33号

麻しんの予防接種を受けていますか?(8月15日〜8月21日)

全国的に麻しん患者の報告が増加しています。

麻しんは、空気・飛沫・接触感染で、その感染力は非常に強いと言われています。

免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症します。

感染すると、約10日の潜伏期間を経た後、38度程度の発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2〜3日症状が続いた後、39度以上の高熱と発疹が出現します。症状が出る1〜2日前から周囲に感染させる可能性がありますので注意が必要です。

気になる症状がある時や体調が悪い時は医療機関へ事前に連絡して受診方法を確認した後、受診しましょう。

麻しんは基本的には対症療法しかないため、予防がとても大切で、予防接種が最も効果的な予防方法です。定期予防接種の対象は1歳児と小学校入学前の1年間の幼児ですので、接種が済んでいるか母子健康手帳で確認し、接種がまだの場合は早めに接種しましょう。また、成人においては、自費での予防接種にはなりますが、流行国に渡航するような場合は、渡航2週間前までには接種を済まされるようお願いします。


宮崎県衛生環境研究所
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