RSウイルス感染症が増加しています。(8月22日〜28日)
RSウイルス感染症の報告数が前週と比較して約1.9倍に増加しています。特に1歳以下の小さなこどもからの報告が多く、全体の約8割を占めています。県内では例年9月中旬に流行のピークを迎えますので感染予防に努めましょう。
このウイルスは、患者さんの咳やくしゃみのしぶきを吸い込んだり、ウイルスがついている手指やドアノブ、おもちゃなどを触ったりなめたりすることで感染します。感染すると発熱、鼻水などの軽い風邪症状ですむ場合もあれば、気管支炎や肺炎など重症化する場合もあります。特に1歳未満のこどもが初めて感染した場合、痰がうまく出せずに呼吸が苦しくなることがあるため注意が必要です。息を吐くときにぜーぜー、ヒューヒュー等の喘息のような音がするときにはすぐに医療機関に相談しましょう。
予防には手洗いうがいが有効です。手洗いは石けんをよく泡立て、30秒以上かけて行い、流水でしっかり泡を洗い流しましょう。おもちゃやドアノブは消毒用エタノールや塩素系消毒剤でこまめに拭き取り、清潔にしましょう。