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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2016年41号

RSウイルス感染症に引き続き注意しましょう。(10月10日〜16日)

RSウイルス感染症の報告数は先週より減少しましたが、依然高い状態です。1歳以下の乳幼児からの報告は全体の約9割を占め、日向市や延岡市周辺からの報告が多くなっています。

RSウイルス感染症は、咳やくしゃみのしぶきを直接吸い込んだり、ウイルスの付着したおもちゃや手指などを介して感染します。発熱、鼻水などの軽い症状ですむ場合もあれば、気管支炎や肺炎など重症化する場合もあります。2歳くらいまでにほとんどの人は感染すると言われていますが、特に1歳未満のこどもが初めて感染した場合は呼吸が苦しくなることがあるため注意が必要です。咳が長引く、ぜーぜー等の喘息のような音がするときにはすぐに医療機関に相談しましょう。

原因となるウイルスに対する特効薬やワクチンはありません。感染を予防するために、人混みを避け、外出後の手洗いを徹底しましょう。家庭内でも広がりやすい感染症です。咳が長引く時にはマスクをつけ、おもちゃやドアノブなどは消毒用エタノールや塩素系消毒剤でこまめに拭き取りましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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