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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2016年43号

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告が増加しています。(10月24日〜30日)

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告数が、前週の約1.3倍に増加しています。特に小林市や日南市周辺で流行しています。この感染症は年間を通してみられますが、冬に流行期を迎えますので、これからの時期は特に注意が必要です。

冬期における感染性胃腸炎の主な原因病原体は、ノロウイルスと言われています。ノロウイルスは加熱不十分な二枚貝を食べたり、患者の便や吐物に含まれるウイルスが手や物を介して口に入ることにより感染します。感染予防には、石けんやハンドソープを泡立て、流水によりしっかり手洗いをすることが重要です。特にトイレやおむつの処理後、食事や調理の前は必ず手を洗いましょう。時計やタイマーを手洗い場におき、30秒程度時間をかけて丁寧に洗うと効果的です。汚れの残りやすい指先、指の間、爪の間などを意識し、手首までしっかり洗いましょう。また、吐物や排泄物の処理を行うときは、使い捨てのマスクと手袋、ペーパータオル等を用いて行い、吐物を取り除いた後は、塩素系漂白剤を用いて消毒しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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