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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2016年46号

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)に引き続き注意しましょう。(11月14日〜20日)

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告数が前週の約1.4倍に増加しています。特に小林市周辺で流行しており、1歳から4歳の子どもからの報告が全体の約半数を占めています。この感染症は、冬に流行期を迎えるため今後も注意が必要です。

冬期の感染性胃腸炎は、ノロウイルスを主な原因とすることが多く、加熱不十分な二枚貝を食べたり、患者の便や吐物に含まれるウイルスが手や物を介して口に入ることにより感染します。特別な治療法はなく、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者では重症化することがあるため、日頃の予防対策が重要です。

感染予防には、石けんと流水による手洗いが有効です。特にトイレやおむつの処理後、食事や調理の前は必ず手を洗いましょう。時計やタイマーを手洗い場におき、30秒程度時間をかけて丁寧に洗いましょう。手洗い後の手ふきにはペーパータオル等を利用し、タオルの共有を避けましょう。吐物処理をする際は、必ずマスクと使い捨て手袋を着用して速やかに行い、塩素系漂白剤を用いてしっかり消毒しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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