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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2016年47号

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告が増加しています。(11月21日〜11月27日)

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告数が、3週連続で増加しています。特に小林市や日南市、国富町周辺で流行しており、1歳から4歳のこどもからの報告が全体の約半数を占めています。例年12月から急激に増加し、流行期に入りますので予防に努めましょう。

冬の感染性胃腸炎の主な病原体はノロウイルスと言われています。患者さんの吐物や便にはノロウイルスが多く含まれているため、処理には注意が必要です。使い捨ての手袋を使用し、吐物を拭き取ったペーパータオルなどは袋に密閉して捨てましょう。また、床は薄めた塩素系の家庭用漂白剤でしっかりと消毒しましょう。症状が治まった後でもウイルスは便中に含まれていると言われています。トイレの後の手洗いは石けんと流水で行いましょう。

また、インフルエンザの予防接種は済みましたか。インフルエンザは例年12〜3月に本格的な流行を迎えますが、今年は例年より早めに報告数が増加しています。抗体ができるまで2週間程度かかると言われていますので、早めに予防接種を受けましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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