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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2016年49号

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が5週連続で増加しています。(12月5日〜12月11日)

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告数が先週の約1.3倍と、5週連続で増加しています。特に国富町、小林市、宮崎市周辺からの報告が多くなっています。

感染性胃腸炎は患者の便や吐物に含まれるウイルスが、手指等を介して口に入ることにより感染します。感染すると1〜22日の潜伏期間を経て、嘔吐、激しい下痢、腹痛、発熱等の症状が現れます。

患者の吐物や便には原因となるウイルスが多く含まれているため注意が必要です。特別な治療法はありませんので、手洗いなどの予防が大切です。おむつの交換やトイレの後、調理や食事の前には、必ず流水と石けんで手を洗い、泡までしっかり洗い流しましょう。食物からの感染予防には、中心部温度85〜90度で90秒以上加熱することが効果的です。しっかりと中まで火を通して調理しましょう。また、感染してしまった場合は、下痢や腹痛などの症状が続く間はシャワー浴にするなど、浴槽につかるのを避け他の人への感染を防ぎましょう。


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