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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2017年10号

インフルエンザとロタウイルスによる感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が増加しています。(3月6日〜3月12日)

インフルエンザの報告数が先週の約1.1倍と増加し、流行が継続しています。特に日南市では定点あたりの報告数が2週連続増加し、流行警報レベル(30.0)を超える状態が続いています。県内ではAH3型、B型が検出されていますので、一度感染しても別の型のインフルエンザウイルスに感染する場合があり注意が必要です。

インフルエンザは、1〜3日の潜伏期間を経て38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、咳などの症状がみられます。発症後は2〜5日間、ウイルスが排出されるといわれています。咳エチケットを心がけましょう。帰宅時の手洗いも重要です。冬は水が冷たいため手洗いの時間が短くなりがちですが、温水を用いるなどしてしっかり洗いましょう。

また、ロタウイルスを原因とする感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告も3週連続増加しています。予防はインフルエンザと同様、手洗いが重要です。おむつの処理やトイレの後、調理や食事の前は必ず手を洗いましょう。ドアノブや電灯のスイッチ、おもちゃ等は定期的に塩素系漂白剤を薄めた液体で消毒し、その後10分程度おいて水拭きしましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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