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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2017年13号

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)に注意しましょう。(3月27日〜4月2日)

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告が先週より増えています。特に国富町周辺で流行しており、年齢別では1〜4歳の子どもが全体の約6割を占めています。ロタウイルスを原因とした急性脳炎の報告もありますので注意しましょう。

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の原因のひとつにロタウイルスがあり、3月から5月に乳幼児を中心に流行します。ロタウイルスは感染力が強く、少しのウイルスが体に入っただけで感染するといわれています。大人は感染しても症状が出ない場合が多いですが、乳幼児の場合は、激しい下痢、嘔吐、発熱、腹痛などの症状がみられ、脱水症状を引き起こすことがあります。水分をこまめにとるように心がけましょう。

予防にはこまめな手洗いが大切です。トイレの後、食事の前に必ず手を洗いましょう。おむつ、おう吐物を処理する時は、使い捨て手袋、マスク、エプロンを着用し、処理後は石けんと流水で十分に手を洗いましょう。また、ロタウイルスのワクチンは任意で接種することができます。生後6週から受けることができ、お住まいの市町村によっては接種費用の助成も行っていますので、かかりつけ医に相談してください。


宮崎県衛生環境研究所
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