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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2017年14号

ロタウイルスを原因とした感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が増加しています。(4月3日〜4月9日)

インフルエンザの県内定点あたりの報告数が9.8と前週の約7割に減少し、流行警報終息基準値の10.0を下回りましたが、宮崎市、日南市、小林市周辺では報告が多い状態が続いていますので、引き続き手洗いなどの感染予防に努めましょう。

また、ロタウイルスを原因とした感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告数が先週より大幅に増加しています。特に宮崎市周辺からの報告が多く、年齢別では1〜4歳の子どもが全体の半数、5〜9歳が全体の4割を占めています。

ロタウイルスに感染すると、2〜4日間の潜伏期間を経て、激しい下痢や嘔吐、腹痛、発熱、などの症状がみられ、脱水症状を引き起こしやすいため、水分をこまめにとるように心がけましょう。また、現在、ロタウイルスには特効薬はないため、おむつの処理を適切に行うことや、こまめな手洗いなどの予防対策が重要です。おむつの処理には使い捨ての手袋を使用し、処理をした後は必ず流水と石けんを用いて手を洗いましょう。ロタウイルスには塩素系消毒薬が効果的といわれていますので、適切な濃度に薄めて床や衣類を消毒しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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