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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2017年16号

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)に引き続き注意しましょう。(4月17日〜4月23日)

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告数が前週の約1.2倍に増加しており、特に1歳から4歳までの子どもからの報告が全体の約半数を占めています。

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は、主にノロウイルスやロタウイルスが手指や食品を介して体に入ることで感染し、1〜2日の潜伏期間を経て、吐き気、下痢、嘔吐などの症状があらわれます。乳幼児では時に重症になることがありますので、ぐったりした様子やけいれん等の症状がみられたら、速やかに医療機関を受診しましょう。おむつや嘔吐物の処理は、使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着用し、塩素系漂白剤を決められた濃度に薄めて消毒しましょう。なお、ロタウイルスは任意の予防接種として、生後2カ月から接種でき、お住まいの市町村によっては接種費用の助成もありますので、かかりつけ医に御相談ください。

4月も下旬に入り、行楽シーズンを迎え、また腸管出血性大腸菌感染症の報告も見られることから、食中毒には十分気をつけましょう。また、食中毒の原因菌の多くは加熱することで十分殺菌できますので、バーベキュー等を行うときは肉の中心までしっかり火をとおしましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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