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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2017年21号

手足口病に注意しましょう。(5月22日〜5月28日)

手足口病の報告が3週連続増加しており、特に、都城市、国富町周辺からの報告が多く、6ヶ月から2歳の子どもが全体の約8割を占めています。

手足口病は、患者の唾液や便にふくまれるウイルスが、手等を介して体に入り感染します。3〜5日の潜伏期間を経て、口の中や手のひら、足、おしり等に白っぽい水ぶくれが現れ、熱は出てもあまり高くならないことが多いです。しかし、口の中にできた水ぶくれは痛みがあり、十分に食事や水分がとれないことがあるので、刺激の少ないもので栄養や水分をとりましょう。なお、ほとんどの場合は数日で症状は軽快しますが、まれに脳炎や髄膜炎などの合併症を引き起こすこともありますので、症状が回復するまでしっかりと様子をみましょう。

手足口病には有効なワクチンはなく、手洗いの徹底などの予防対策が重要です。症状がなくても便中にウイルスが含まれていることがあるので、こまめな手洗いを心がけましょう。また、手洗い後のタオルを介して感染することもありますので、タオルの共用は避けましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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