所長挨拶 研究所の紹介 発表・調査研究 情報・ニュース 宮崎県感染症情報センター 見学と研修のお申し込み リンク集 お問い合わせ

宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2017年28号

ヘルパンギーナが増加しています。(7月10日〜7月16日)

県内でのヘルパンギーナの報告数が前週の1.8倍と増加しており、8週連続の増加となりました。特に日向市や延岡市、日南市周辺で流行しており、年齢別では1歳〜2歳の子どもからの報告が全体の約半数を占めています。例年、この時期に流行のピークを迎えますので感染に注意しましょう。

ヘルパンギーナは、乳幼児を中心に夏季に流行する感染症です。2〜4日間の潜伏期間があり、発症すると突然の発熱、喉の痛み、口の粘膜の水ぶくれなどの症状がみられます。予後はほとんどが良好ですが、水ぶくれは破れると痛みを伴います。喉や口の中の痛みから、食べ物や飲み物をとりづらくなるので、刺激が少なくのどごしのよいものを与え、脱水を予防しましょう。

原因となるエンテロウイルス属は、症状が治まった後も2〜4週間程度、便からウイルスが検出されることがあります。おむつの処理をするときは使い捨ての手袋を使用し、またトイレの後は石けんと流水でしっかり手洗いして感染の予防に努めましょう。


宮崎県衛生環境研究所
〒889-2155 宮崎市学園木花台西2丁目3-2 / 電話.0985-58-1410 FAX.0985-58-0930