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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2017年33号

腸管出血性大腸菌感染症に注意しましょう。(8月14日〜20日)

腸管出血性大腸菌感染症(O111)の報告がありました。この感染症は1年を通してみられますが、例年、夏に報告数が増加します。まだ暑い日が続くことが予想されますので、注意してください。

腸管出血性大腸菌感染症は、加熱不十分な肉などを食べたり、患者の便に含まれる菌が手やタオルなどを介して口に入ることにより感染します。感染すると腹痛、激しい下痢、血便、嘔吐等の症状がみられ、特に乳幼児では溶血性尿毒症症候群(HUS)などの合併症を引き起こし、重症化する場合があります。感染を予防するためには、食品を十分洗浄したり、加熱するなどの衛生的な取扱いが大切です。焼き肉やバーベキューでは、生肉を扱う箸と食事をする箸は使い分けるようにし、中心部までしっかり火を通すよう心がけましょう。また、食べ物からだけではなく、人から人へも感染します。下痢などの症状がみられるときにはプールの使用を避け、お風呂は最後に入るようにしましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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