RSウイルス感染症に引き続き注意しましょう。(8月28日〜9月3日)
RSウイルス感染症の定点当たりの報告数が前週と比較して約2.3倍に増加しています。特に6ヶ月から1歳の小さなこどもからの報告が多く、全体の約7割を占めています。
このウイルスは、患者さんの咳やくしゃみのしぶきを吸い込んだり、ウイルスが付着したおもちゃや手指などを介して感染します。感染すると軽い風邪症状の場合もありますが、気管支炎や肺炎など重症化する場合もあり注意が必要です。熱が高くなると食欲がなくなり脱水をおこしやすくなることもありますので、水分をこまめに与えましょう。
なお、RSウイルス感染症にはワクチンや有効な抗ウイルス薬はなく、手洗いうがい等の予防が重要です。手洗いでは、石けんをよく泡立て流水でしっかり泡を洗い流しましょう。
また、夏から流行している手足口病、ヘルパンギーナの定点あたりの報告数は、減少傾向ですが、県内全域ではまだ報告数が多い状態です。これらの感染症も、こまめな手洗いなどの感染予防に心がけましょう。