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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2017年36号

腸管出血性大腸菌感染症の報告がありました。(9月4日〜9月10日)

県内で腸管出血性大腸菌感染症の報告が2例あり、8月中旬から発生が続いています。この感染症は特に夏期に流行しやすいものですが、通年発生がみられるため9月も引き続き注意してください。

腸管出血性大腸菌感染症は、症状が出ない場合もありますが、一般的に激しい下痢や腹痛、嘔吐、発熱、血便などの症状がみられます。特に、小さなこどもや高齢者では溶血性尿毒症症候群(HUS)などの重い合併症を引き起こしやすいので注意が必要です。少ない菌でも感染すると言われていますので、こまめな手洗いを心がけ予防に努めましょう。

生鮮食品を購入する時は新鮮な物を選び、調理する際は、内部まで十分に火を通すことが大切です。なお、加熱の目安は食材の中心部温度が75度で1分間以上です。また、食べ物からだけではなく、人から人へ感染することがあります。下痢などの症状がみられるときには、トイレの後に十分手を洗ってください。また入浴は、シャワー浴か最後に入るようにしましょう。

 


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