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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2017年37号

咽頭結膜熱が増加しています。(9月11日〜9月17日)

咽頭結膜熱の報告数が前週と比べて約1.2倍に増えており、例年同時期と比べても約1.6倍となっています。特に、都城市、小林市及び国富町周辺で流行しています。年齢別では6ヶ月から3歳の子どもが全体の約6割占めていますので、小さな子どもがいる家庭では特に注意しましょう。

原因となるウイルスは、感染している人の咳やくしゃみの飛沫を吸い込んだり、ウイルスが手やタオル等を介して体に入ることにより感染します。感染すると、5〜7日間の潜伏期間を経て、38〜39度の発熱、のどの痛み、結膜炎といった症状がみられます。

しかし、有効な治療薬はないため予防が大切です。こまめに流水と石けんで手洗い、うがいをし、タオルの共用はさけましょう。また、咳やくしゃみ等の症状があるときは、マスクを着用し、マスクがない場合はハンカチやティッシュ等で鼻と口元をおさえるようにしてください。なお、爪の隙間は特にウイルスが残りやすいので、短く切って清潔にしておきましょう。

 


宮崎県衛生環境研究所
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