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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2017年38号

予防接種歴の確認をしましょう。(9月18日〜9月24日)

水痘の入院例の報告がありました。水痘の予防にはワクチン接種が効果的で、定期接種を1歳から受けることができます。定期接種は公費負担(無料)で受けることができますが、対象年齢以外では任意接種(自己負担)になります。

水痘の原因ウイルスは感染力が非常に強く、空気や咳、くしゃみのしぶきに含まれるウイルスを吸い込むと、のどや鼻の粘膜を介して感染します。感染すると2週間程度の潜伏期間を経て、熱や発疹などの症状があらわれます。1歳以下の子どもや、水痘にかかったことのない大人、免疫力の弱った方などは、肺炎や脳炎などの合併症により重症化し、入院する場合もありますので注意が必要です。

他にも、麻しん、風しん、日本脳炎、百日咳などの予防接種が定期接種の対象となります。予防接種は感染症の発症を予防したり、症状を軽くする効果が期待できますので、もう一度母子健康手帳で接種歴の確認をしましょう。未接種の場合は、かかりつけの医療機関に相談し、早めに接種しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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