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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2017年41号

咽頭結膜熱の報告数が例年より多くなっています。(10月9日〜10月15日)

咽頭結膜熱の定点当たりの報告数は前週と比べて横ばいですが、例年同時期と比較すると約1.8倍と多い状態が続いています。特に、1歳から4歳の子どもからの報告が多く、都城市周辺で流行しています。

咽頭結膜熱は、咳やくしゃみの飛沫を吸い込んだり、ウイルスが手やタオル等を介して体に入ることにより感染します。プールでの接触やタオルの共用などで感染することもあり注意が必要です。咽頭結膜熱に感染すると、発熱、喉の痛み、結膜炎等の症状が現れ、高熱は5日前後続くことがあります。吐き気、強い頭痛、激しい咳を伴うとき等は早めに医療機関に御相談ください。

予防のためには、手洗いうがいをこまめに行うことが大切です。帰宅時や調理や食事の前など、必ず流水と石けんで手を洗い、手指用の消毒用アルコールで消毒しましょう。また、咳やくしゃみ等の症状があるときはマスクを着用し、マスクがない場合はハンカチやティッシュ等で鼻と口元をおさえ感染が広がらないよう心がけましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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