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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2017年45号

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)に注意しましょう。(11月6日〜12日)

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告数が前週の約1.3倍に増加しています。特に延岡市周辺からの報告が多く、年齢別は1〜2歳のこどもが全体の約4割を占めています。この感染症は、冬に流行期を迎えるため今後も予防に努めましょう。

冬の感染性胃腸炎の主な病原体はノロウイルスと言われています。この感染症は、1〜2日程度の潜伏期間を経て、おう吐や下痢などの症状があらわれ、1〜3日程度で軽くなりますが、その後もふん便中に1週間程度ウイルスが排出されると言われています。ウイルスが残りやすい便器やドアノブなどは、薄めた塩素系の家庭用漂白剤で消毒しましょう。

また、おう吐物やふん便処理にも注意が必要です。処理を行うときは、使い捨ての手袋やマスク、エプロンを着用し、拭き取ったペーパータオルなどは袋に密閉して捨てるようにしましょう。トイレやおむつ処理の後は石けんと流水で手洗いし、手洗い後はペーパータオル等を利用して、タオルの共用を避けるよう心がけましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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