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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2017年51号

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)に注意しましょう。(12月18日〜24日)

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の定点あたりの報告数は11.6で、3週連続で増加しています。特に中央、小林、日南保健所管内からの報告が多く、流行警報開始基準値20.0を超えています。年齢別は1〜3歳のこどもが全体の約4割を占めています。この感染症は、冬に流行期を迎えるため今後も予防に努めましょう。

冬の感染性胃腸炎の主な原因はノロウイルスで、感染すると下痢、嘔吐、腹痛等の症状が出ます。このウイルスは感染力が強く、手やタオルなどを介して周りの人に感染します。特に抵抗力の弱い乳幼児や高齢者などは重症化することもあるので注意が必要です。

予防には手洗いが効果的です。おむつ処理やトイレの後、外出後、調理前などには必ず、流水と石けんを使い十分にこすり洗いをし、手洗い後はペーパータオル等を使いましょう。タオルを使用する場合は、毎回タオルを交換するか、個人用タオルを使用しましょう。また、ウイルスが残りやすい便器やドアノブなどは、薄めた家庭用漂白剤で拭きましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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