流行性耳下腺炎に注意しましょう。(2月12日〜2月18日)
流行性耳下腺炎が日南保健所管内で流行しています。
この感染症は年間を通じて発生がみられ、子どもから大人まで発症する、「おたふくかぜ」とも呼ばれる感染症です。咳やくしゃみなどのしぶきを吸い込むことで感染し、2〜3週間の潜伏期を経て発症します。感染すると、発熱、耳の下の部分の腫れ等の症状がみられます。強くかんだりすっぱいものを食べると痛みを引き起こしますので、柔らかい刺激の少ないものを食べるようにしましょう。基本的に予後は良好ですが、まれに合併症として髄膜炎や難聴等を引き起こすことがありますので、嘔吐や頭痛の症状を伴うときには早めに医療機関に相談しましょう。
予防にはワクチンが最も効果的で、1歳から接種可能です。任意接種のため費用は自己負担となりますが、市町村によっては接種費用の助成を行っています。かかりつけ医やお住まいの市町村へご相談ください。ワクチン接種の他には、こまめな手洗い、タオル等の共用を避ける、マスクの着用なども大切です。