百日咳に注意しましょう。(3月12日〜3月18日)
百日咳の報告が宮崎市、高鍋保健所管内から5件あり、いずれも8〜10歳でした。
百日咳は、患者の咳やくしゃみのしぶきに含まれる百日咳菌を吸い込むことで感染します。風邪のような症状から始まり、次第に咳の回数が増え程度も激しくなります。発熱はない場合が多く、顔を真っ赤にしてこんこんと激しく咳き込み、嘔吐を伴うこともあります。特に6か月未満の子どもは呼吸ができなくなったり肺炎や脳症を合併したりと重症化する傾向があるため注意が必要です。
百日咳を予防するためには、予防接種(四種混合ワクチン)を受けることが大切です。定期接種で生後3か月から接種可能ですので、母子手帳でワクチン接種が済んでいるか確認しましょう。また、大人は百日咳に感染しても症状が軽いことが多く、ワクチン未接種の子どもへうつしてしまうことがあります。熱がなく、咳が2週間以上続くなどの症状がある時には、早めに病院を受診し、マスクの着用を心がけ、特に乳幼児との接触には気をつけましょう。