沖縄県で麻しんが流行しています。(4月9日〜4月15日)
沖縄県の広い範囲で麻しん患者が増加しています。麻しんの感染力は極めて強く、免疫のない人は患者と同じ空間にいるだけで感染する可能性があります。感染するとほぼ100%発症すると言われており、妊娠中に感染すると早産や流産のリスクが高くなります。沖縄県では「予防接種のできない1歳未満の子どもや予防接種未完了の妊婦については、流行が終息してからお越しいただいた方が安心です。」としています。
麻しんに感染すると、約10日後に発熱や咳、鼻水などの風邪症状が現れ、2〜3日症状が続いた後、39度以上の高熱と発疹が出現します。沖縄県から帰ってきて、このような症状がある時は必ず医療機関に連絡してから受診ください。予防接種は2回必要で、定期予防接種の対象は1歳児と小学校入学前の年長児です。沖縄への旅行を予定されている方は、まず、予防接種歴を確認し、2回接種ができていない方は大人の方も含め早めの接種を検討してください。