百日咳の報告が増えています。(4月16日〜4月22日)
百日咳の報告が10例ありました。県内の広い範囲から報告があり、注意が必要です。また、高鍋保健所管内の小学校では集団発生がありました。
感染すると、風邪のような症状から始まり、次第に咳の回数が増え激しくなります。発熱はない場合が多いといわれています。咳は夜間や食事中に悪化するため不眠や嘔吐を招く場合があります。特に3か月未満の乳児では、呼吸がとまったり痙攣をおこしたりと重症化しやすく注意が必要です。
百日咳のワクチンは定期接種で、生後3か月から受けることができます。母子健康手帳でワクチン接種が済んでいるか確認しましょう。また、大人は感染しても症状が軽く、気づかないうちにワクチン未接種のこどもにうつしてしまうことがあります。咳の症状がある時にはマスクを着用し、特に乳幼児との接触には気をつけましょう。咳が2週間以上続くときは百日咳や、その他の感染症の可能性もあります。早めに医療機関を受診しましょう。