腸管出血性大腸菌感染症の報告がありました。(6月4日〜6月10日)
県内で腸管出血性大腸菌感染症の報告が5例ありました。
この感染症は菌に汚染された食材を食べたり、患者の便等に含まれる菌が手やものを介して口に入ったりすることにより感染します。少ない菌量でも感染してしまうため、家族内や保育施設で集団感染が起きやすく、注意が必要です。原因菌は加熱や消毒薬に弱いので十分に予防することができます。
おむつかえやトイレの後、食事や調理の前には石けんで十分に手を洗いましょう。調理中も、生肉を扱った後は他の食材や器具に触る前に、こまめに手を洗うようにしましょう。こどもに下痢や腹痛などの症状がみられる場合は、お風呂は最後に入れるようにしましょう。
また、動物とのふれあいからの感染事例も報告があります。動物とふれあう場所では飲食をしないようにし、動物に触れた後は必ず手洗いをしましょう。特に小さい子どもは無意識に手で口周りを触れてしまうことがありますので、周囲の大人が注意するようにしましょう。