RSウイルス感染症に注意しましょう。(7月16日〜7月22日)
前週に比べ、RSウイルス感染症の患者さんが増えました。県内での流行は例年9月頃ですが、今年は7月に入ってから急激に増加しているため、注意が必要です。
症状は、軽い風邪のような症状から重い肺炎まで様々です。初めて感染した場合は重くなりやすいといわれており、特に生後数か月の乳児では呼吸困難や肺炎、中耳炎の合併などが起きることがあります。ゼーゼー、ヒューヒューなどと呼吸の音がするときには、医療機関に相談しましょう。
この感染症は、患者さんのくしゃみや咳のしぶきを吸い込んだり、ウイルスが付着したドアノブやおもちゃなどを触ったりなめたりすることで感染します。はしかや水ぼうそうとは異なり、空気感染はおこさないといわれています。そのため、こまめな手洗いと、こどもたちが日常的に触れる物の消毒が有効です。石けんをよく泡立て30秒以上かけて手を洗い、ドアノブやおもちゃをアルコールや塩素系の消毒剤で定期的に消毒しましょう。