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宮崎県感染症情報センター

宮崎県平成30年第30週

腸管出血性大腸菌感染症に気をつけましょう。(7月23日〜7月29日)

腸管出血性大腸菌感染症の報告が7月に入ってから続いています。今週は保育施設での集団感染がありました。原因となる菌は少量でも感染し、小さいこどもや高齢者では重症となる場合があります。集団で生活する施設や家庭で患者さんが発生した場合は、周囲への感染を防ぐことが重要です。

この感染症は菌に汚染された食材を食べたり、患者の便に含まれる菌が手やものを介して口に入ることにより感染します。話をすることや、咳やくしゃみ、汗などでは感染しません。感染予防の基本は手洗いです。調理や配膳の前、食事の前、おむつ交換やトイレの後にはその都度丁寧に石けんと流水での手洗いを行いましょう。また、指の間や爪の中にも菌はひそんでいるので、意識して洗うようにしましょう。水道の蛇口は洗う前の手で触れているので、手と一緒に洗うかペーパータオルでしめると、手の再汚染を防ぐことができます。小さいこどもにも手洗いを習慣づけましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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