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宮崎県感染症情報センター

宮崎県平成30年第44週

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)に注意しましょう。(10月29日〜11月4日)

毎年11月から4月にかけて、ノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎が流行します。このウイルスは感染力が非常に強く、集団生活では注意が必要です。

感染すると1〜2日で激しい嘔吐、下痢、腹痛などが現れます。2〜3日で軽くなりますが、こまめに水分補給をして脱水を防ぐことが大切です。

患者の便や吐物にはウイルスが含まれますので、汚物の処理はマスクと手袋を使用し、拭き取ったペーパータオルなどは袋に入れ密閉して捨てるようにしましょう。ノロウイルスに汚染された床やレバー、ドアノブなどは、薄めた塩素系の家庭用漂白剤で拭き取りましょう。

予防には手洗いが大切です。石けんを使って丁寧に洗い、流水でしっかり洗い流しましょう。特にトイレの後やおむつの処理後、調理や食事の前は必ず手を洗いましょう。なお手を拭く際は、ペーパータオルなどを利用し、タオルの共用を避けましょう。ウイルスは熱に弱いので、カーペットや布団にはスチームアイロンが効果的です。


宮崎県衛生環境研究所
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