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宮崎県感染症情報センター

宮崎県平成30年第45週

腸管出血性大腸菌感染症に注意しましょう。(11月5日〜11月11日)

前週に引き続き、今週も腸管出血性大腸菌感染症の報告がありました。この感染症は夏に増える傾向がありますが、年間を通して発生がみられますので注意が必要です。

感染すると、嘔吐、腹痛、激しい下痢、血便などの症状がみられます。乳幼児ではまれに、溶血性尿毒症症候群(HUS)という意識障害を伴う重い合併症を引き起こすことがあります。小さな子どもがいる家庭ではとくに注意しましょう

加熱不十分な食品を食べたり、患者の便に含まれる原因菌が手やタオルを介して口に入ることにより感染します。非常に感染力が強く、少量の菌でも感染してしまうため注意が必要です。調理の際は、まな板や包丁、箸を使い分けるようにしましょう。原因菌は加熱により殺菌できます。めやすは食材の中心温度が75度で1分間以上となっています。食材は中心部までしっかり加熱しましょう。

感染を予防するために、おむつかえやトイレの後、食事や調理の前には石けんで十分に手を洗い、タオルの共用はさけてペーパータオル等を用いましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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